温泉班

活動企画書

2025年5月2日 医学部医学科2年 近藤智仁


テーマ

私たち温泉班のテーマは、温泉による病気の治療や予防における効果を医学的観点から調査し、九州大学内外で発表し、健康増進の方法としての温泉浴をより広めることです。

活動目的と背景

 温泉班の目的は、温泉浴を通してより多くの人が健康に過ごせるようにすることです。現在、温泉は日本で広く親しまれ、娯楽として非常に人気な場所です。一方で娯楽以外にも、温泉には健康増進の面も大いにあると感じています。たとえば日本では古くから、病気やけがの治療のため温泉地に長期滞在し、温泉につかる湯治が行われてきました。また多くの温泉では効能を示す成分分析書などが掲示されており、班長も喘息や皮膚炎に効果があるといった記述を見たことがあります。しかし、温泉の効能を目的に温泉を選ぶことはそれほど一般的ではなく、多くの人はいざ温泉に入る前に効能を知る程度だと思います。そこで、より多くの人々が温泉の効能とその医学的な理由を知り、自らの健康状態や体質に合った温泉を選択できれば、温泉浴による健康維持の実現につながると考え立班しました。

活動方法

・温泉の効能やメカニズムなどについて文献調査を行い、人々の健康維持にどう活用できるかについて考察する。加えて、実際に温泉浴を普及させるための施策についても考察する。
・研究機関へのインタビューなどから、医療目的の温泉浴を普及させるために解決すべき課題を見つけ出す。その後、課題解決のために実際に温泉浴が医療に用いられている場所を見学し、温泉浴が治療にどのように取り入れられているかを調べる。
・調査結果をまとめ、学会発表などを通して外部にも発信する。

活動予定

<前期総会前>
・温泉に関する研究の調査を行う
・具体的な研究テーマをもとに複数箇所、主に調査する温泉地を決定する

<夏休み期間>
・研究機関の訪問
・温泉やその周辺の実地調査
・日本温泉科学会で調査内容についてポスター発表を行う

<後期総会>
・温泉の効能、歴史やどのように医療に活用されているか調査したことに加えて、より温泉を健康維持に生かすためにどのような方策があるかを考察し、資料にまとめる。

抱負

温泉と医療の関わりについて調査、考察し、その発表を通して温泉浴を広めていきます。班長の近藤は、今回が初めての班活動になるので、まずは文献のみでは調べられない研究成果をなにか出すことを目標に頑張っていきたいです。